綾城・国際クラフトの城

綾城別名竜尾城は、元弘年間(西暦1331年から1334年)今から約670年前、足利尊氏の家臣細川小四郎義門が日向に下向を命じられ、その子義遠(後に氏を綾と改め)が綾を領有して築城した山城です。
綾氏は数代に亘り綾を治めていたが、室町時代八代将軍義政の頃、都於郡城を居城として日向の国の一大豪族伊東氏の家臣となった。
このため、綾城も伊東氏48城の一つとなり伊東氏の要城として役割を果たした。
天正5年(西暦1577年)伊東市が島津に破れ豊後に落ちてから島津氏の支配下となった。
元和元年(1615年)、江戸幕府の一国一城制度により廃止された。
(写真は中世山城の風格に満ちた綾城)

昭和60年、日本城郭協会の中世山城の考察に基づき、地元産出木材を使って地元の大工により復元され、日本では初めての戦国時代初期の城楼建造物です。
現在復元された城の殆どはコンクリート造りが多い中、綾城は木造であり、主柱は栂の75cm角材が使用されるなど当時を想わせる重厚な風格がある。
綾城の規模と用材
基礎 縦20m 横24m   構造 木造2層物見櫓付き   地上からの高さ 19m

城内は綾の歩みを知ることができる歴史資料館となっている。
展示品は、多くの国の重要文化財に指定されている名刀を作った刀工田中國廣作の名刀やその弟子出羽大掾國路などの名刀の他鎧甲などが展示されている。
(写真は綾城が島津に攻められる寸前の様子の展示と綾場内の柱)


入場料
大人:350円 高校生:300円  小・中学生:250円

営業時間
(年中無休)
9:00〜17:00(1〜3月、10〜12月)  9:00〜17:30(4〜9月)

お問い合わせ
〒880-1302宮崎県東諸県郡綾町大字北俣1012
綾国際クラフトの城
TEL/0985-77-1223

伝統工芸の殿堂「綾国際クラフトの城」

手作りの里「綾町」で育み守り継がれてきた伝統工芸を国際的に広め後の世代に継ぐため殿堂として「綾国際クラフトの城」が建設された。
「綾国際クラフトの城」は、綾城敷地内の一角に純木造の工芸展示館1棟・工芸体験館2棟から成り、工芸品の展示・販売、実際に体験できる体験コース、一流の工芸士の指導による陶芸教室・手織り体験・染色教室が開かれている。
15分コースなど手軽に体験できるコースもあり、自分のオリジナル工芸品を実際に作ってみてはいかがですか。
工芸館は、綾特産伝統工芸品がずらっと並んでおり、世界的にも有名なガラス工芸品、陶器、絹織物、等が展示されている(写真は工芸館内部)

工芸館2階はお茶処(喫茶室)となっており、綾特産のかんざらしだんご・そばがき・あくまき・ぜんざい・コーヒなどを飲食できる。

綾の伝統工芸
絹織物 玄太染織工房
陶磁器 綾城焼
藍染め
榧碁盤 熊須碁盤店
ケヤキ工芸
ガラス工芸

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